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働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)

今回は、働き方改革推進支援助成金についてご紹介していきます。

●目的

2020年4月1日から、中小企業に、時間外労働の上限規制が適用されています。このコースは、生産性を向上させ、時間外労働の削減、年次有給休暇や特別休暇の促進に向けた環境整備に取り組む中小企業事業主の皆さまを支援します。

●募集期間

2022年11月30日まで

●支援内容

■支給対象となる取組
いずれか1つ以上実施してください。
1労務管理担当者に対する研修
2労働者に対する研修、周知・啓発
3外部専門家(社会保険労務士、中小企業診断士など) によるコンサルティング
4就業規則・労使協定等の作成・変更
5人材確保に向けた取組
6労務管理用ソフトウェアの導入・更新
7労務管理用機器の導入・更新
8デジタル式運行記録計(デジタコ)の導入・更新
9労働能率の増進に資する設備・機器等の導入・更新(小売業のPOS装置、自動車修理業の自動車リフト、運送業の洗車機など)
※研修には、業務研修も含みます。
※原則としてパソコン、タブレット、スマートフォンは対象となりません。

■成果目標の設定
支給対象となる取組は、以下の「成果目標」1から4のうち1つ以上選択し、その達成を目指して実施してください。
1:全ての対象事業場において、令和4年度又は令和5年度内において有効な36協定について、時間外・休日労働時間数を縮減し、月60時間以下、又は月60時間を超え月80時間以下に上限を設定し、所轄労働基準監督署長に届け出を行うこと
2:全ての対象事業場において、年次有給休暇の計画的付与の規定を新たに導入すること
3:全ての対象事業場において、時間単位の年次有給休暇の規定を新たに導入すること
4:全ての対象事業場において、特別休暇(病気休暇、教育訓練休暇、ボランティア休暇、新型コロナウイルス感染症対応のための休暇、不妊治療のための休暇)の規定をいずれか1つ以上を新たに導入すること
上記の成果目標に加えて、対象事業場で指定する労働者の時間当たりの賃金額の引上げを3%以上行うことを成果目標に加えることができます。

●支援規模

▼事業実施期間
事業実施期間中(交付決定の日から2023年1月31日(火)まで)に取組を実施してください
▼助成額
取組の実施に要した経費の一部を、成果目標の達成状況に応じて支給します。【助成額最大490万円】
以下のいずれか低い額
Ⅰ 以下1~3の上限額および4の加算額の合計額
Ⅱ 対象経費の合計額×補助率3/4(※5)
(※5) 常時使用する労働者数が30人以下かつ、支給対象の取り組みで⑥から⑦を実施する場合で、その所要額が30万円を超える場合の補助率は4/5
【Ⅰの上限額】
1. 成果目標①の上限額:50万円~150万円
2.成果目標②の上限額:50万円
3.成果目標③、④の上限額:それぞれ25万円
4.賃金引き上げの達成時の加算額:15万円~240万円

●対象者の詳細

支給対象となる事業主は、次のいずれにも該当する中小企業事業主(※)です。
(1)労働者災害補償保険の適用事業主であること。
(2)交付申請時点で、「成果目標」1から4の設定に向けた条件を満たしていること。
(3)全ての対象事業場において、交付申請時点で、年5日の年次有給休暇の取得に向けて就業規則等を整備していること。
(※)中小企業事業主とは、以下のAまたはBの要件を満たす中小企業となります。
(業種  /A.資本または出資額 /B.常時雇用する労働者)
・小売業(飲食店を含む)  /5000万円以下 /50人以下
・サービス業        /5000万円以下 /100人以下
・卸売業          /1億円以下   /100人以下
・その他業種(上記以外)  /3億円以下 /300人以下

●対象地域

全国

●お問い合わせ

下記より管轄局をご確認の上、お問い合わせください。
都道府県労働局(都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧)
https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/index.html
雇用環境・均等部(室)
bizdco運営部

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