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建設業におけるトライアル雇用助成金について①

●建設業におけるトライアル雇用助成金とは?

 

トライアル雇用とは、職業経験不足などにより就職が困難な求職者に対して、原則3カ月間試行雇用することです。期間内に適性や能力を見極め、期間の定めがない雇用への移行のきっかけとなることを目的としています。

 

「人材不足を解消し、できるだけ有能な人材を雇いたい」「正社員の採用を考えているけれど、本当に企業に合う人材なのかを慎重に見極めたい」などの考えの事業主や担当者の方は、多くいるのではないでしょうか。トライアル雇用助成金は、そのような企業の雇用についての理想を叶える制度です。

 

トライアル雇用助成金の特徴は、助成金が支給される事に加えて、労働者の適性を確認してから無期雇用へ移行できるため、ミスマッチな雇用を防げることです。これだけだと試用期間と同じように思われるかもしれませんが、トライアル雇用は試用期間と異なり、本採用の義務がないという点があります。その為、雇用におけるミスマッチを防ぐのに有効です。

 

「トライアル雇用助成金」には、以下の4つのコースがあります。

 

・一般トライアルコース

一般トライアルコースは、一定のお試し期間を経過した後に、求職している人を常用の雇用に移行できる制度です。

 

・障害者トライアルコース

心身の機能の問題があり長きにわたり就職が困難である、全ての障害者が対象のコースです。

 

・障害者短時間トライアルコース

障害者を継続して雇用することを目的として、一定の期間を決めて試行的に雇用するコースです。

 

・若年·女性建設労働者トライアルコース

4つのコースのなかで、「一般トライアルコース」「障害者トライアルコース」の支給申請をした後に申し込めるのが「上乗せ分」の助成金にあたる「若年·女性建設労働者トライアルコース」です。

 

次回は、4つのコースの中で、建設業界に関連する「若年·女性建設労働者トライアルコース」を詳しくご紹介していきたいと思います。

参考URL:建設事業主等に対する助成金(旧建設労働者確保育成助成金)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)​

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